写真で振り返る2018 九州 Heaven Ride②

山間部に突入したせいか冷たい雨が降り出してきた。急げ、急げ!最後尾のチームを応援するように声を上げる。
容赦なく坂は勾配を増し、チームワークが悪く足が揃わないメンバーは遅れだしてきた。
完走できるチームとそうでないチームの差は走力の差だけでなくチームワークの影響が大きいのかもしれない。
最後の第三チェックポイントへ先回りしてみた。
ここまでたどり着けば残りは30km足らず。ゴールが見えてきた多くのチームはここで十分な休憩と補給を摂っていた。  足が揃わなかったチームは最後の第三チェックポイントで制限時間にかかり足切りになってしまった。
制限時間ギリギリに入ってきたこちらのチームが最終チーム。完走できるか微妙な時間と距離だが、諦めない姿勢に感銘を受ける。
最後の峠を上り切った参加者達。さぁ、後はゴールまで下るだけだ。最終チェックポイントの「茶のこ」にて記念撮影。
ゴールは目と鼻の先だが、早く急がないと日が暮れてしまう。
最後の最後に参加者を苦しめる(楽しませる)グラベルが準備されていた。夜の帳が落ちる森の中を疾走する参加者達。 頑張れ、もう少しだ。

ほとんど夜と言っていいくらいの夕暮れのなか、最終チームがゴールへ飛び込んできた。 お疲れ~、おめでとう!やったね!!
先にゴールした参加者達から歓声の声が上がる。
ゴールの証、サインボードにサインを済ませ九州 Heaven Rideは幕を下ろす。

Phot by tani7770
今回、スタッフの間でベストショットと称された一枚。
チームで完走した喜びが満ち溢れている。

私達、九州Heaven Rideのスタッフは少し勘違いしていた。
参加者に厳しいミッションを課して、過酷なコースをクリアして行くことで達成感と喜びを与えているものと思っていました。
しかし実際はその逆でした。大きな喜びを、走り切った参加者達から与えられいることに今回改めて気づかされました。
最後に参加者へ一言
九州Heaven Rideと言う「過酷だが、幸せの場所」へ来て下さって、ありがとう。
そう、スタッフ達は参加者(Heaven Rider達)に「ありがとう」という思いと感謝の気持ちでいっぱいです。
また来年、多くの感動を与えてくださることを楽しみにしています。