13年ぶりの壱岐ロードレースに参戦してきました。
大会HP:http://iki-event.ecgo.jp/
コースプロファイルも殆ど忘れ、レースはどのように展開されるのか想像がつかぬまま不安の参戦でした。 スタート後の平地では朝練で一度練習したK口さんを見失わないように集団前方をキープ。気を抜くとどんどん被せられてくるので常に前へ前へ。 国道をまたぐ最初の坂に差し掛かると少し集団がばらける。セメン道を下りスピードか乗ったところで今度は長い緩やかな上り。 まだまだみんな元気だ。誰が有力選手なのか?誰がレースの展開を作るキーパーソンなのか?辺りを見回す。 が、皆目見当がつかない。 湯本の集落を集団のまま抜け、猿岩の分岐に差し掛かる。ゴールまで10㎞、短く急な坂でキーポイントになる場所でもある。 下ハンダンシングで力を込めずマイペースで上る。まだまだここはアタックする場所では無いと思われた。 と、一人の選手がスルリと抜け出した。付いてゆけるスピードではあるが躊躇した。 下り基調なアップダウンが始まるからすぐ捕まるだろうという思惑だ。 広い県道から松本商店の分岐を右へ入る。この先は狭くなり路面も荒れてくる。 まだ一人逃げている。手の届きそうな距離である。 捕まえたいという気持ちと、まだまだ早すぎるという気持ちが交錯する。 「もう仕掛ける場所ですかね?」顔見知りの選手に声をかける。 果樹園の狭い道に突入すると集団のスピードは案の定減速した。安全、転倒を避けるため心理上仕方がない。 残り5㎞、コンクリ坂が近づいてくる。逃げてる選手は・・・見えない。 ちょっとペースを上げたい。焦る。 集団のペースを上げたいと思いつつコンクリ坂を集団先頭で通過。平坦、下りに差し掛かり交代を促すが思うようにゆかない。 ゴールまで1.5㎞。平たん路に差し掛かる。向かい風。残された集団はすでに2番手争いを開始し始めているのだろうか。牽制が始まる。これもレースだ。 谷口商店のヘアピンカーブまで一気に駆け上がる。ゴールまで700m、ここからが最後の勝負だ。もう後ろは振り向かない。 ガシガシと重いギアを踏み込む。まだまだ力は残っている。一度フラットになるので思いっきり息を吐き、呼吸を整える。 残り300m、ここからが長い。渾身の力をだしゴールへ向かう。フィニッシュまだもう直ぐだ。が、視界の脇に一人の選手が すっ と頭一つ飛び出したのが見えた。
やられた!
結果:U-49、30㎞ 3位
タイム:42分48秒
結果はともかく、苦しくも楽しい現場(レース)でしか味わえない醍醐味がありました。 来年は50㎞に出場したいと考えてます。
~Special Thanks to Mercredi~