春から夏にかけ、ロードレースやサイクルイベントが目白押しですね。
今年は前年よりも少しでもタイムを短縮したい、初めてのレース参加なのでなるだけ不安を取り除きたい等々。 色々なご要望を受け手組のホイールを納めさせていただいてます。
最近、空力と剛性のバランスが優れているということで、こぞって採用され始めている23mm幅のカーボンリム。 その中にもあって軽量性、空力性、剛性の3拍子揃ったリム高38mmのセミディープ カーボンホイールを組ませていただきました。少し体重がある方でしたので前後ともスポーク本数24本で組んで1162gのホイール重量を示せました。今まで2年近く鉄下駄と呼ばれるほど重いホイールを使用されていたので、さぞ乗り心地は激変されたことでしょう。
M井さま ありがとうございます。もう少し体重を落とされれば飛ぶように走られることでしょう。
こちらの方はロングトライアスロンのバイク部門(180km)に出場されるライダーのご要望を受け組ませていただきました。上りもさることながら平地の順行性を上げたいとのこと。またバイクとのバランスを考慮し少しカスタマイズさせていただきました。回転の肝となるハブはセラミックベアリング、スポークはSAPIM Cx-Rayをホワイトに焼き付き塗装、ニップルとクイックはレッドに揃え全体的なバランスを整えました。コンチネンタルの4000Sを履かせての参考価格は16万円ほど。参考重量は1350gとなっております。
N村さま ありがとうございます。トライアスロンのバイク部門だけでなく、気楽なロングライドにもお使いいただきその性能を十分堪能されてください。
さて、どれだけ軽く、どれだけ空力に優れていてもホイールの性能は全体の重量バランスが最も重要な要素となります。軽量なカーボンホイール故に重量バランスが崩れていると思った以上の振動(ノイズ)がぺダリングの踏力を阻害させてしまっています。
当店独自のホイールバランサーを用いると後輪だけでなく、前輪までも高速回転(70km/h)させて実際どれぐらいの不要な振動が生じているか確認できます。とあるクライアントのホイールには前輪に13g、後輪に15gものウェイトを用いてようやくバランスが取れました。重くなったので回転のスムーズさが欠けるのでは?いえ、いえ、 バランスが取れたホイールは初速から高速域までスムーズに回転してゆきます。
高速回転されたホイールを眺められ、そのあまりのスムーズさに感心されていました。
K村さま ありがとうございます。 最高速が伸びない。高速のダウンヒルが不安定で恐い。。。
そのように感じられている方、どうぞホイールバランスを試されてみてください。
ホイールウェイト バランス:http://www.x-roadbicycle.com/?page_id=3043