第27回ツール・ド・おきなわ に参加してきました。
結果は昨年より7分ほど早いタイムでしたが36位ゴールでした。順位的にはぼちぼちでしたが、次につながる感触を得ることができました。
【競技結果/市民レース140km】:http://www.tour-de-okinawa.jp/2015/pdf/004_results1.pdf
ツール・ド・おきなわ
はロードレースの最終戦の位置づけで全国各地から脚力自慢が集う、自転車の甲子園ともいわれている。
50km、100km、140km、210kmのカテゴリーがあり、自分の実力や目的に合わせて挑戦することができる。しかし、距離が短いからと言ってレベルが低い訳ではない!
そのカテゴリーでトップを狙う、ある意味そのクラスのチャンピオンが集ってくるのだ。
私が挑戦したのは140kmのクラス。JBCFのE1クラスの選手がゴロゴロと参戦している。このレースの要はなんといっても普久川ダムへの上りだ。昨年の苦い経験をもとに、ここ2ヶ月、上りを重点的に練習してきた。
スタートして5km足らずで一本目の普久川ダムへの上り。タイム的に17、8分。昨年と違い余裕でこなすことができた。やはり練習は裏切らない。
その後、沖縄の北端を50kmほどぐるっと一周して、二回目の普久川ダムへの上りに突入するのだが、ここで補給と脚を残す、力を使い過ぎないことが大事だ。
気温は高くなり知らず知らずのうちに大量の汗をかいている。二回目の上りに備え水とスポーツドリンク、補給食を多めに摂る。脚攣りは致命的になる。
徐々に勾配がきつくなりペースが増す。まだまだ余裕がある。先頭は手に届く範囲だ。よし、脚を使い過ぎないように、余力を残すために少しづつ後ろへ下がろう。
頂上の少し手前で集団後方にあえて位置した。
が、集団のペースが意に反して上がった。(気がした)
集団から少し離される。
ヤバイ。
追いつかないと取り残される!
ダンシングを多用して、なんとか集団に追いつこうとするが思ったように脚に力が入らない。
くそっ!
集団、ペースを落とせ、緩めろ、と心の中で念じるが、どんどんと差が広がって来る。ダムの上り返しでオフィシャルの補給ポイントがある。先頭集団のほとんどがそこでボトルを補給する。
ペースが緩む。
ここで追いつかないとレースに残れない。全力でペダルを踏む。
追いつく、もう少しで追いつく。
そう思った瞬間、集団は再びスピードを上げて下りに突入した。
あっ、行ってしまったか。
今年のツール・ド・おきなわ はここで終わってしまった。残りの距離は先頭集団から千切れた選手とローテーションをしながらゴールを目指す。
あそこで集団の前に位置していたなら。あそこでもう少し踏めていたなら。
気持ち的に余裕があっただけに残念で仕方がない。