手を抜かないことがモットーです

ご注文いただいたお客様から、どういった状態で自転車は入荷してくるのですか?
と訊ねられることがあります。

メーカーによってさまざまですが、完成車(予めパッケージされた仕様の自転車)の場合概ねこのような形で店頭に配送されてきます。
DSC04359前輪、ハンドル、サドルが取り外され、傷が入らないように緩衝材で入念に梱包されています。ここから自転車の形にするだけなら簡単なのですが、各部の組み合わせ、ネジの締め付け、グリスの量、ワイヤー処理等々が不十分なことがあります。

当店では自信を持ってお客様にお渡ししたいので、
一度、可能な限り全ての部品を取り外し、フレームだけの状態にして再度組み付けと調整をおこないます。DSC04361摺動性を上げるためブレーキやシフトワイヤーの処理。軸受の組み付け確認、ネジ、ボルトの締め付けや、グリスの塗布。もちろんホイールの振れの有無も確認して、調整が必要なら作業をおこないます。DSC04366

DSC04363ブレーキ、クランク、ハンドル、ディレイラー類を取り付けると自転車らしい形になってきました。ここからが本当に手間のかかるところですね。変速の調整やブレーキの当たり調整等々。DSC04369今回は予め巻かれてきたバーテープの具合がよろしく無かったので、再度施工しました。これで握っているときにバーテープが緩んでくることは無いでしょう。
これで、ようやく完成形です。後はお客様にお渡しするときにサドルの高さとハンドルの角度を調整して納車になります。DSC04372このようにお客様にお渡しするまでには幾つもの工程と手間をかけています。
手を抜かないことが当店のモットーです。