トップグループを見送り、自分のペースを刻む。長距離、長時間のレースでは実力以上の出力を出し続けると後半ガクッとペースが落ちてしまう。
慌てず、焦らず自分を信じ、ペース配分に気を遣うことも重要なレース スキルだ。
1時間近く漕いでると目の前に見慣れたジャージが捉えられた。昨年、一昨年と私より順位が上のアルバート選手だ。彼とは年齢も近いこともあり、互いにライバル視している存在だ。しかし、未だ一度も勝てたことが無い。
今回は行ける(勝てる)のか?
彼の調子を探るように声をかけてみる。暫く数人のライダーとパックで抜きつ抜かれつ先頭交代しながら進んでいたが、ある下りに突入すると、あっと言う間に車間が広がってゆく。
諦めず下りコーナーを攻めていると、ぷしゅ~、気の抜ける音とともに後輪がパンクしてしまった。
パンク修理すること5分。数人のライダーに抜かれる。
しかし、まだまだレースは何が有るか分からない。気持を奮い立たせレースを再開する。
この矢印を左折すると、レース終盤の最後の激坂が表れる。
42kmカテゴリーの選手達は堪らず押して歩く選手も多い。 5時間あ13分の死闘。
やっと終わった。。。
ゴールゲートを抜けた時の率直な感想だ。ゴール直後、
プロライダーの 池田祐樹 選手(トピーク-エルゴンレーシングチーム)と話しをさせていただく。 昨年の体調不良による不甲斐ない結果を払拭するように、今回は圧倒的な速さで優勝されたようだ。レース結果の方は
5時間13分36秒。総合9位、年代別で2位と言う結果でした。上位のメンバーを確認すると、元プロロード選手やヒルクライムの山岳王と呼ばれるそうそうたる豪華な顔ぶれである。
MTBレースは体力は言わずもがな、ライディング技術が大きな勝敗の要因となっていることがうかがえる。
やはり、今回もアルバート選手に勝つことはできなかった。
レースが終わり表彰台で互いの健闘を称えあう。
笑顔でいるが、胸の内では来年こそは必ず!レース会場ではMTBレースも大好きな こ ち ら の方とも気楽にお話しさせていただいた。http://ameblo.jp/pedaru-rurumo-seihuku/entry-12165597144.html2016年5月 SDA in 王滝の総合上位6名。
再びあの場所へ登れる日を目標に、また練習、練習だ。
今回、一緒に遠征した京都からの友人達と九州からのメンバー。
あ の 震災の影響で当初の遠征メンバーより少なくなってしまったが、少ないながらも何時も笑いが絶えない楽しいメンバーでした。
さぁ、また次のレースへ向けて互いに頑張ってゆきましょう。