一週間以上前の出来事ですが、今でも鮮やかに脳裏に焼き付いている今年のツール・ド・おきなわ2016 140km。
ざっくりですが、写真とともに振り返ってみたいと思います。
朝6時過ぎに名護の滞在しているホテルを出発。
例年ならタクシーで移動しているのだが、今年はアップをかねて自走で向かうことにした。 140kmのスタート地点、国頭村の道の駅ゆいゆい国頭までおおよそ30km。交通量の少ない海岸線をゆっくりとサイクリングする。
7時過ぎにスタート地点に到着するが、既に数百台の自転車が場所取りのために整列されていた。しかし、スタート順はあまり問題ではない。焦る必要もない。チャンピオンクラス210kmの通過後に私達140kmのスタートが開始される。
450人以上の選手が一斉にスタート地点へ移動。スタート地点に整列し、クリートを嵌めると集団に緊張がはしり一瞬の静寂が支配する。
9時ちょうどにツール・ド・おきなわ2016 140kmの幕が切って落とされた。
スタートして6kmほど、普久川ダムの上りが始まるまでは選手の位置取りのため集団は不安定だ。落車やトラブルに巻き込まれるのを防ぐために、なるだけ先頭付近に上がってゆく。
1回目の振るい落としポイント、距離7.2km、標高325m、平均勾配4%の普久川ダムの上りに突入。平均勾配だけみると大したことは無い気がするが、勾配は緩急を繰り返し上ってゆくのでインターバル走をしている感じだ。気が抜けない。
1回目の上りは一昨年、昨年と比べ楽に生き残ることができた。
この日に向けて苦手な上りを強化してきた成果だろうか?
少し安心する。
沖縄本島、最北部の国頭村 奥に向かって北上する。
この周辺はレース自体の動きも少なくまったりとのんびりペースで集団は進む。時折集団先頭へ上がりレースの雰囲気を十分楽しむ。
スタートして1時間後、35km地点。
100kmクラスのスタート場所を通過する。100kmクラスに出場するチームメイトに頑張っている姿を見てもらうために、出来るだけ集団前方に駆け上がる。
頑張れー!
奥の集落を過ぎると10kmほど海岸線の平坦路が続く。
2回目の普久川ダムの上りに向け、集団は40km/hを維持しながら着実に進んで行く。
昨年は2回目の上りで集団から切れてしまった。今年はなんとしても生き残りたい。
いよいよ決戦の時が近づいてくる。
緊張する。
生き残れるのだろうか。。。