関西シクロクロス 第6戦 びわこマイアミランド へ参戦してきました。
日本国内で一番盛り上がっているところと言えば『関西シクロクロス』
九州でシクロクロス競技を楽しむ上で、一度本場の雰囲気やレベルを体験しとかないとと考え、時間を作り遠征してきた次第です。
前日の午後に会場に入り、あの 三船プロのスクールを受けることにしました。
シクロクロスは数十年前に一度出た記憶があるのですが、ほぼ初心者。
どのようなレース運びやバリヤ(障害壁)の超え方や、ラインの取り方の基礎を知っていた方が良いと考えたのです。
結果、このスクールが非常に役に立ちました。
ぶっつけ本番でレースを走るより、ほんのちょっとしたコツを知っているだけでも課題に対するアプローチが全然違ってきます。
このびわこマイアミランドの特徴は砂地獄と形容される砂浜を使ったコースレイアウト。ここを走れるか走れないかで大きくタイムに影響してきます。 最終的には全て乗れるわけではないのですが、できるだけ乗って進んだ方が体力的にもタイム的にも楽ができるのです。
自分で試行錯誤して走行方法を見つけ出すよりも上級者に教えてもらった方が効率的ですね。教えてもらった事が出来るか、出来なかは別にして。
ゼッケンを受け取り受付を済ませる。
今回の第6戦 びわこマイアミランド は参加人数だけでも700人を超えることからその人気ぶりがうかがえる。
シクロクロスは走力に合わせ、幾つものカテゴリーに分かれている。上のクラスからC1、C2、C3、C4、これにレディースや40歳以上のマスターも合わせてカテゴライズされており、基本的に下のクラスからエントリーして徐々に上のクラスへ上がってゆかなければならない。
私が選択したのはCM3のカテゴリー。関西シクロクロスにおいてはCM3のカテゴリーでも参加人数があまりにも多すぎるのでAとBの班に分けれれるという人気ぶり。
出走するのは3番目のC4B/CM3B/CL2になる。これだけで150人近い人数になる。
走行時間が30分と短いので最初からフルスロットル(全力走行)を必要とされる。30分ほど入念にウォームアップして招集場所に行ってみると、ほぼ最後尾というありさま。ま、今回は上位を狙う訳でなく、雰囲気を楽しむ、走りを勉強するつもりなので最後尾だからと言って気にしない。
スタートの号砲が鳴り、二呼吸ほど間があいてようやく列が動きだした。
大人数で松林のくねくねしたコースを抜け、例の砂浜へ突入。
できるだけ乗っていく作戦だったが、前者が詰まり、速度を落とすと後者はドンドン渋滞を余儀なくされれる。プッシュ、プッシュ、プッシュ!ようやく乗れそうな硬い地面に差し掛かり、サドルに飛び乗ると再び砂の路面が出現。とにかく、乗れるところは乗り、選手が乗れずに渋滞している箇所は押して、押して押しまくる。一周目はとにかく抜く選手が多く、渋滞に巻き込まれた。
プッシュ、プッシュ、プッシュ。この押し方もコツがありできるだけ前走者のつけた轍をトレースしてハンドルに少し体重をかけた方が前に進む。コース後半の柴とバリア(障壁)のセクションを抜けてゆく。この箇所は敢えてペースを上げず、少し抑え目で走る。
ここで頑張り過ぎて足がイッパイイッパイになってしまうと、砂浜での走行タイムに如実に影響してしまう。
ようやく一周、8分ほどの時間だ。とにかく前へ前へ!
前に何人いるか分からないが自分のペースでドンドン抜いて行く。抜けども抜けどもどこが先頭かわからない。
30分近く走り、MCのコールとともにゴール!
そして、コールされているアナウンスに耳を疑った!カテゴリーCM3Bに置いて優勝!
C4Bの選手と同時スタートだったのでおおよそ100人位抜いたことになる。
初めてのシクロクロス参戦にしては上出来すぎる結果に、自分でも驚きを隠せない。
シクロクロスは短時間で高強度。しかしロードレースのそれと違い絶対的速度が低いので転倒してもほとんど怪我のリスクは低い。それにグリップしづらい泥の路面のコース、コーナーであることから自転車を操る技術やコーナーリングの練習に打って付けだ。上位に絡むにはパワーだけでなくテクニック、選手同士の駆け引きの要素もロードレースより多いと感じるところでした。
皆さん、いかがでしょうか?
この冬シクロクロスデビューしてみては?
シーズンインした時の貴方のパフォーマンスが上がっていること間違い無しです。
関西シクロクロス:http://kansai-cyclocross.hatenablog.com/
中国シクロクロス:http://tyugokucx.info/
九州シクロクロス:http://www.kcxmtg.com/