これから多くの人に受け入れられていくであろう仕様のロードバイクを納めさせていただきました。 ツール・ド・フランスなどの自転車競技で使われているロードレーサー(ちょっと古い言い方かもしれませんが・・・)はトッププロが駆る速く走る、ゴールを一番で駆け抜けるための最も優れた機材と言えます。自動車に例えれば極端ですが F1 と言っていい代物です。そのトッププロが乗っているF1マシーンを資金さえあれば誰でも購入でき、気軽に公道を走行できて普段では味わえない風を切って進む感覚を得れるのもロードレーサーの魅力の一つでしょう。
しかしそのF1(ロードレーサー)は万人にとって良い代物と言う訳でではありません。雨の日のブレーキング性能、下りでのコーナーリング、走行時の快適性、安定性。大多数の一般の方に重要なのは速さよりも安全性や快適性が重要になってきますよね。
そこで、今、業界が動きだそうとしているのが太めのタイヤにワイドリム、そしてディスクブレーキの流れなのです。
リアルなレースシーンにおいてはディスクブレーキのリスクが大きく取り上げられていますが、一般の方が広く、永く使おうとすると太めのタイヤとワイドリム、ディスクブレーキは甚大なる恩恵を与えてくれます。
F1マシーンのロードレーサーより万人がより良く快適に使用できるロードバイクを推進し始めているのです。現に欧米ではロードバイクに太めのタイヤを履かせディスクブレーキ仕様のグラベルロードと言う分野が確立されていて人気を博しています。
気楽にアスファルトをクルージングでき、気になる小道があったらふらっと入り込んでいける、たとえそれが砂利道や未舗装路であったとしても。
今回、納めさせていただいたのは COLNAGO WORLDCUP(シクロクロス車)ですが、オナー様のご意向によりブロックタイヤから、よりエアボリュームがある35Cのブロックノブが低いGravelKING SKに替えさせていただきました。アップライトなポジションと相まって気楽にのんびり乗り込むには最良の仕様になっています。
いかなる条件でも快適に進め、安心して止まれる。これから数年後にはディスクブレーキにワイドなタイヤがもっと認知されてゆくことでしょう。
I村様 ありがとうございます。
最初の一台としたら申し分ない先進的な組み合わと、自信を持ってお楽しみください。