左右張力差を無くせ!

最近リリースされたばかりのコチラのハブでホイールを組ませていただきました。

見てお分かりのようにリアのハブの右側フランジは左のフランジと比べ極端に大きく、特殊な星形(?)形状をしております。DSC07469

手組のホイールを組む際に、気にする大きなポイントがあります。
それは後輪の右側(ギア側)と左側(ギアでない方)のスポーク張力の差が生じやすいということです。
完組ホールではハブの形状や左右のスポーク数を変えることにより
スポークの左右張力差を限りなく少なくなるように専用設計の部品になっています。

今回チョイスした星形形状のハブは手組でありながら左右のスポーク張力の差を少なくできる構造となっています。

もう一つ、軽量を追い求めるハブはその軽さ上に剛性が落ちる場合があります。
スポークによって引っ張られたハブフランジは変形しがちになるのですが
今回のハブはフランジ付近にリングを設けることでスポークの引っ張りによる変形を最小限に抑えれる配慮をしてあるのです。DSC07485できるだけ横剛性と左右張力差を少なくするために右側は外抜きのスポークで組ませていただきました。

さて、こちらも気になる重量はDSC07484 DSC07483

前後で1325g
価格と性能を考えると練習から本番までどんどん使えるホイールに仕上がりました。

T様 お待たせしました。
いつでもお渡しできる状況ですのでご都合の良い時にお越しください。